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2006年度日本実験力学会 称号授与報告
(敬称略)
実験力学高度専門術士(Distinguished Specialist in Experimental Mechanics)2名
松井 剛一(近畿大学生物理工学部 教授、筑波大学名誉教授)
専門分野(流体)実務経験年数42年
授与理由:
候補者は混相流、中でも気液二相流の研究に長年従事し、二相流の基本的な流動特性・波動特性を明らかにすると共に、流動様式についての統計的計測法の開発をはじめ複雑な流路内の熱流動の計測や二相流素過程の物体-流れ相互作用の可視化画像計測等を行い、流体計測の発展に大きく貢献した。
称号授与規程および提出された履歴書、推薦書に基づいて、実験力学高度専門術士の称号を授与する。
森本 吉春(和歌山大学理事,システム工学部 教授)
専門分野(固体)実務経験年数40年
授与理由:
候補者は形状・変形・応力・ひずみの全視野計測技術の研究開発に長年取り組み、多数の論文や解説、特許出願などに大きな成果を挙げた。さらに各種学会の主催する講習会などを通して、光学的計測法の産業技術分野への普及活動にも貢献した。
称号授与規程および提出された履歴書、推薦書に基づいて、実験力学高度専門術士の称号を授与する。
実験力学専門術士(Specialist in Experimental Mechanics)1名
米山 聡(大阪府立大学大学院工学研究科 講師)
専門分野(固体)実務経験年数11年
授与理由:
候補者は光弾性法による粘弾性体の接触問題やデジタル画像相関法による応力拡大係数の決定法などにおいて、研究成果を挙げた。また光学的計測法の講習会の開催や国際標準化の推進においても、大きな貢献をなした。
称号授与規程および提出された履歴書、推薦書に基づいて、実験力学専門術士の称号を授与する。
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