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The Japanese Society for Experimental Mechanics
日本実験力学会
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Call for Papers

日本実験力学会では、年4回(3、6、9、12月)刊行している会誌に記載する論文を募集しています。
英文誌 Advanced Experimental Mechanics (AEM) については, こちらのページをご参照ください.

2024年24巻3号(9月発行)特集号論文募集のお知らせ
光学的手法および画像処理を用いた計測技術の発展とその応用展開
原稿締切日:論文,技術報告:2024年 5月 31日 ,解説記事:2024年 6月 30日

2024年24巻2号(6月発行)特集号論文募集のお知らせ
建造物とインフラ管理における計測技術
原稿締切日:論文,技術報告:2024年 2月 29日 ,解説記事:2024年 3月 29日



*特集号に掲載希望の論文である場合は,電子投稿審査システム(以下EM)で論文を投稿する際の, 「抄録」箇所に掲載希望の特集号のテーマ名を明記して下さい.

入会キャンペーン

 非会員の方で論文投稿をされる方に、入会キャンペーンを実施しています。入会して頂ければ、掲載料を会員価格にさせて頂くとともに、入会年度の学会年会費を免除します。ただし、次年度からは年会費の請求があります。なお、著者が非会員でも連名者に会員を含む場合には、掲載料は会員価格になりますが、この場合も入会キャンペーンの対象になります。※なお、本学会の会計年度は4月〜翌年3月です。
 入会手続き方法は以下の通りです。論文投稿時の入会キャンペーンによる入会を希望される方は、以下の入会申込フォームから入会手続きをお願いいたします。その際、「その他学会への連絡事項・コメント」欄に、「論文投稿時の入会キャンペーンによる入会手続きをします。論文受付番号は****です。」とご記入ください。

 入会申込&分科会登録フォームへ

投稿方法

  1. 原稿見本をダウンロードしてください。
    日本実験力学会誌原稿見本のダウンロード

  2. 電子投稿審査システム(EM)により,論文(学術論文、技術報告、解説等)をご投稿下さい。
    ご投稿にあたり以下の点を御注意下さい.
    • 著者や査読者,論文審査委員として一度も実験力学のEMを利用されたことのない方は,まず,ユーザー登録を行ってください.ユーザー登録の方法はEMのトップページにある著者用マニュアルをご覧下さい.
    • 論文の投稿手続きには,論文のほか,著者情報,キーワード,抄録が必要です.
    • 論文情報を送信した後,PDFファイルの作成や,その確認などが必要です.論文の投稿手続きは「投稿完了」の画面が出るまで完了していませんので,ご注意下さい.また,投稿が完了するとメールにて「初回投稿完了のお知らせ」がきます.

 論文投稿窓口 EM はここからアクセスして下さい

投稿料

  • 解説には別刷が50部つきます。追加部数につきましては有料となります。
  • 論文投稿料 6頁まで4万円、7頁5万円,8頁6万円,9頁9万円,10頁10万円(表紙付別刷50部付)です。
  • 非会員については、それぞれ1万円増しとします。
  • 追加別刷料 50部毎に6頁まで1万円,7頁1.5万円,8頁2万円,9頁3万円,10頁4万円です。

カラー印刷について

カラー印刷をご希望の場合には投稿票にカラー印刷ご希望のページ数をご記入ください。一つの論文につき,カラーの頁数が2頁以内2万円,3頁以上は1頁につき1.5万円の追加料金が必要です。

投稿規定

投稿規定ダウンロード (2007年4月28日改訂,2012年4月5日修正, 2015年1月24日修正, 2016年9月9日修正,2019年9月1日修正)

論文審査規定

論文審査規定ダウンロード(平成13年12月6日制定,平成27年1月24日改定)

特集号論文募集


巻号
(発行年月)
特集号テーマ 担当者名 特集号内容説明
24巻3号
(2024年9月)
光学的手法および画像処理を用いた計測技術の発展とその応用展開

〒305-8568
茨城県つくば市梅園1-1-1 中央事業所

産業技術総合研究所
分析計測標準研究部門

李 志遠

Tel: 042-759-6207
E-mail: ri-shien【@】aist.go.jp
Development and Application of Measurement Method Using Optical Methods and Image Processing Techniques

 光を用いることで,固体力学においては目視では見えない変位やひずみ,流体力学では透明物体の流れを可視化することができます.光学的手法や画像処理を用いた計測技術によりナノレベルの欠陥の観察から大型インフラ構造物の健全性評価までが可能になるなど,多種多様な測定対象への応用が報告されています.このように,光計測技術や画像処理技術は安全安心な社会の実現に大きく寄与できると期待できます.
 光学的手法や画像処理を用いた計測技術は,実験力学分野において広く利用され,長年にわたって発展してきました.光学的手法および画像処理による計測技術の発展が実験力学の発展を支えてきたと言っても過言ではありません.かつて,高速破壊のような複雑な現象の解明には光弾性法,コースティックス法,ホログラフィ法などが用いられていました.3次元物体内部の応力を知ることのできる技術は光弾性法だけでした.弾塑性破壊力学の発展にモアレ干渉法は大きく寄与しました.
 その後にデジタルカメラとパソコンの性能向上により,画像処理を用いて,ランダムな模様を利用して変位ひずみを測定する画像相関法(DIC)と,規則的模様を利用して変位ひずみを測定するサンプリングモアレ法(SM)はその測定の簡便さから固体力学に関する研究に多く利用されるようになっています.また,DICをCTなどにより得られた3次元画像に拡張したDVCにより,3次元物体内部のひずみ測定が可能になっています.同様に,格子投影と位相解析などの画像処理を用いた形状計測技術は高速・高精度な3次元計測法として実用化され広く利用されています.また応力発光塗料やPIVなども今後ますますの発展や応用が期待できます.これらの測定技術は,すでにナノレベルの微小な視野から橋梁などの大きな構造物まで様々な対象に応用され,今後さらなる発展が期待できます.加えてその応用展開は原子レベル以下の素粒子の最先端の基礎研究から宇宙分野の重力波検出まで幅広いスケールまでカバーできると考えられます(図1).
 
 図1 光学的手法・画像処理を用いた計測技術の応用展開

 ところで,最近では画像撮影時にカメラ固定という従来の概念を変えて,ドローン空撮を利用した画像変位計測や近年成長が著しい人工知能(AI)や生成AIを利用した画像解析,また将来的に普及する量子コンピュータを見据えて,量子ビットによる真新しい画像計測の可能性もあります.このように光や画像処理を用いる計測技術は基礎研究から実用検査まで一貫して重要な役割を果たしています.
 本特集号では,このような光計測技術や画像処理技術に関する研究,およびそれら技術を応用した研究の成果を募集します.光の反射,干渉,回折,散乱などを利用した計測技術や可視化技術,画像処理を用いた定量化や高精度化などが考えられますが,それ以外も含め様々な論文の投稿を期待しています.同様に応用の対象は固体の形状,変位,ひずみ,応力の測定,流体の流れの可視化,流速の測定などがよく見受けられますが,それにはとらわれず,幅広い応用範囲の論文を歓迎します.
 
24巻2号
(2024年6月)
建造物とインフラ管理における計測技術

〒889−2192
宮崎市学園木花台西1−1

宮崎大学
工学部工学科
土木環境工学プログラム

森田 千尋

Tel: 0985-58-7324
Fax: 0985-58-7344
E-mail: cgmorita【@】cc.miyazaki-u.ac.jp
Measurement technology in building and infrastructure management

 現在,日本各地において,高度経済成長期以降に建設されてきた建造物やインフラ構造物の老朽化が問題となっています.循環型・低炭素社会の実現に向けて,スクラップ&ビルドというフロー型社会から,省資源なストック型社会への移行が求められており,建造物やインフラ構造物の長寿命化に対して高い関心が寄せられています.また,2012年12月に発生した笹子トンネル崩落事故を契機とし,構造物の維持管理に関する情勢は急展開をみせました.それから10年,厳しい財政状況や熟練技術者の減少が進むなか,予防保全による事故の防止と構造物のライフサイクルコストの最小化を実現するためには,新技術を活用したマネジメントシステムの確立が必須です.さらに,IoT,AI,ビックデータ解析に代表される最新の情報技術は,メンテナンスサイクルの正確性,効率性を高めるとともに,余寿命予測技術,建造物やインフラに関わるビックデータに対するAI技術の応用技術などをベースに,予防保全の精度を格段に高めることができます.これにより,情報共通プラットフォーム構築やAI技術との融合によりSociety 5.0の実現に貢献することもできます.
 以上に鑑み,本特集号では建造物やインフラ構造物などの計測技術に関する特集号を企画しました.老朽化した構造物の維持管理に限らず,構造物全般の計測技術も広く募集しますので,奮って論文,技術報告を投稿していただきますようお願いします.

*特集号に掲載希望の論文である場合は,電子投稿審査システム(EM)で論文を投稿する際の,「抄録」箇所に掲載希望の 特集号のテーマ名を明記して下さい.


※これ以降の特集号テーマを募集しています。
お問い合せ,申込みは編集理事(小野勇一 ono【@】tottori-u.ac.jp)までお願いします.

これまでの特集号リスト

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Last Updated Jan. 11, 2024